多摩エリア/新築戸建
掲載価格は反発。
継続掲載広告では値下げが目立つ
掲載価格の中央値が上昇した一方で、継続掲載広告では値下げが優勢に。多摩エリアの新築戸建市場で同時に起きている二つの動きを読み解きます。
本記事の「掲載件数」はポータルサイトの物件広告件数です。同一住宅の複数社掲載を含み、実際の販売戸数や成約件数を示すものではありません。

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今月のポイント
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掲載価格下限中央値は81万円上昇9月の5,099万円から10月は5,180万円へ。掲載件数は減少しました。
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継続掲載広告では値下げが値上げの約6.5倍価格比較可能な3,229広告のうち、低下1,079件、上昇166件でした。
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7,000万円超〜8,000万円の価格帯が増加重複整理後の価格集計対象では187件から234件へ。掲載構成が変化しています。
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市ごとの動きは一様ではない国分寺市・立川市では中央値が上昇し、八王子市・三鷹市では低下しました。
前月比 −116件
価格集計対象は2,844件
前月比 +81万円
前月から0.4ポイント低下
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MARKET OVERVIEW掲載件数は減少、価格中央値は上昇
2026年9月・10月の比較
多摩エリア全体| 指標 | 9月 | 10月 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 物件掲載件数 | 5,541件 | 5,425件 | −116件 |
| 重複整理後 | 2,931件 | 2,872件 | −59件 |
| 掲載価格下限中央値 | 5,099万円 | 5,180万円 | +81万円 |
| 4,000万円以下の割合 | 23.5% | 23.1% | −0.4ポイント |
中央値はその月の掲載構成の影響を受けます。個々の住宅が一律に値上がりしたことを示すものではありません。
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PRICE RANGE高価格帯の掲載構成が変化
価格帯別の掲載件数/9月と10月
重複整理後・価格集計対象READING7,000万円超〜8,000万円の掲載は47件増加し、構成比も6.4%から8.2%へ上昇。一方、5,000万円以下の掲載割合は48.6%から47.8%へ低下しました。
価格帯は各広告の販売価格1(下限)で分類しています。掲載対象住戸の構成変化を含みます。
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PRICE REVISION継続掲載広告では値下げが優勢
9月・10月に継続掲載/価格比較可能な3,229広告
価格下限の変化33.4%
61.4%
5.1%
READING価格変更があった広告は1,245件。このうち値下げが約86.7%を占め、変更額の中央値は−200万円でした。
物件広告IDで前月と照合した結果です。同一広告でも販売対象住戸の変更によって価格下限が変わる場合があり、同一住戸の値引きを直接示すものではありません。
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AREA COMPARISON市によって異なる価格動向
主要7市の掲載価格下限中央値
万円| 市 | 9月 | 10月 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 国分寺市 | 6,585 | 6,980 | +395 |
| 立川市 | 5,180 | 5,545 | +365 |
| 国立市 | 6,780 | 6,998 | +218 |
| 小平市 | 5,198 | 5,390 | +192 |
| 町田市 | 5,180 | 5,298 | +118 |
| 八王子市 | 4,280 | 4,180 | −100 |
| 三鷹市 | 7,390 | 7,290 | −100 |
市別の中央値は各月の掲載物件の入れ替わりや件数の影響を受けます。立地・面積・仕様などを揃えた同一条件比較ではありません。
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調査概要
- 対象地域
- 東京都多摩地域26市と瑞穂町・日の出町・檜原村・奥多摩町。CSVで「西多摩郡」と表記される掲載を含みます。
- 資料・時点
- 大手不動産ポータルサイトの掲載情報。2026年9月・10月の月次取得データを比較。元データ・販売会社名・物件住所の明細は公開しません。
- 対象カテゴリ
- 詳細ページURLが新築戸建(ikkodate)の掲載を対象とし、土地(tochi)を除外しています。
- 重複とみられる掲載のまとめ方
- 各月内で、NFKC正規化・空白除去した所在地、価格下限・上限、土地面積下限、建物面積下限が一致する広告を1件にまとめます。実物件数・販売戸数ではありません。
- 価格・割合
- 販売価格1(下限)を使用。10月は重複整理後2,872件のうち価格欠損28件を除く2,844件で中央値・価格帯構成を算出。掲載価格であり成約価格ではありません。
- 掲載動向
- 月ごとの広告IDを照合。継続掲載3,260広告のうち価格比較可能な3,229広告を分析。掲載が確認できなくなった理由は判別できず、成約や販売速度は示しません。販売対象住戸の入替えによる価格下限の変化も含みます。

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LTS VIEWLTSの考察
市場全体の上昇と、個別広告の値下げを分けて読む
10月は掲載価格中央値が上昇しましたが、継続掲載広告では値下げが値上げを大きく上回りました。市場全体の価格分布と、継続して掲載される広告の価格調整は、別々の指標として捉える必要があります。
価格帯構成の変化にも注目する
7,000万円超〜8,000万円の掲載が増え、5,000万円以下の割合は低下しました。新たに掲載された広告や、確認できなくなった広告の価格帯によって、市場全体の中央値も動きます。
地域別の違いを継続して確認する
同じ多摩エリアでも、市によって中央値の動きは異なります。今後も同じ集計条件で推移を追い、単月の増減だけでは分からない変化を確かめていきます。